就活は馬鹿らしい。
学生時代に就活を経験した方は一度は感じたことが多いと思う。
リクナビなどのサイトに掲載されている膨大な企業から興味のある企業をさがす。
サイトに掲載されているどの会社も素晴らしいことが書いてある。
説明会に行く。
どの会社の採用担当者も、疑問を感じながらも会社の素晴らしさを訴える。
そして、希望の会社の面接に望む。
学生は自己分析を行い、疑問を感じながらも自分の素晴らしさを訴える。
本当に会社も学生も素晴らしいことしか言わない。
欠点を隠しに隠し合った、会社と学生の嘘つき大会ともいえなくもない。
素晴らしさだけを両者が訴えて、採用を行うので入社後ギャップが生まれる。
会社「新入社員、思ったよりたいしたことないな。」
新入社員「この会社、悪い面いっぱいあるじゃん。」
それで、辞めてしまう新入社員が多いと思う。
辞めてしまえば、学生という贅沢な時間の過ごし方が許される期間を、就活という無駄な時間を過ごしたことになる。
また、労働の流動性を実現する社会が来るとするなら、就活は社会人になっても行う可能性がありうるのであるから、学生の就活は極力短い期間で終えることができるのがベストではないか。
例えとして飛び過ぎなのかもしれないが、プロ野球にはドラフト会議がある。
欲しい選手を球団が指名し、入団交渉権を得る。選手は拒否ることもできるが、たいてい運命を受け入れ入団する。
ドラフトのような、運命で採用を決める方法があってもいい思う。
自分の希望も大事ではあるが、案外他人から必要とされ、他人が決定するというのも悪くない時もある。
同一会場に、100人学生と10社会社を集める。
学生は、学力テスト、体力テスト、グループワークなどを行う。
採用担当者はその様子を見学し、評価する。
そして、気に入った学生をドラフト方式で指名して行く。
(もちろん、指名漏れの学生もでる。指名されても納得できなければ断ってもいい)
まあ、選択肢が多いということは悩むということであるから、もっと効率よく選択肢を狭める方法を生み出さなければいけないと思う。